育児の世界は、気づけばいつも何かが「流行」しています。
最近ではモンテッソーリ教育が注目され、書店の育児書コーナーでも関連書籍をよく見かけるようになりました。
私は本屋で働いています。だからこそ、育児の流行り廃りをとても近い距離で見てきました。
今回は「本屋で見た育児の流行」と「有名人の名前とともに語られる教育」、そして少しだけ小話を交えながら、私なりの視点で書いてみたいと思います。
目次
育児にはいつも流行がある
叱らない子育て、モンテッソーリ教育、非認知能力、自己肯定感。
少し前には「早期教育」が注目され、その前は「のびのび育児」が流行していました。
育児書コーナーを見ていると、「今、親が何に不安を感じているのか」がよく分かります。
そしてその不安に寄り添う形で、新しい言葉や理論が生まれ、広がっていくのだと感じています。
有名人の活躍とともに語られる教育
育児の流行には、時代を象徴する有名人の存在も大きく関わっているように思います。
たとえば、将棋界で活躍する藤井聡太さんが注目された頃には、
「家庭環境」や「親の関わり方」にフォーカスした記事や書籍が増えました。
また、イチローさんが現役時代に語っていた「継続する力」や「自分で考える姿勢」は、
今でも育児書や教育論の中でたびたび引用されています。
その時々に活躍する人物の背景が、「こんな育て方が良いのでは?」という形で注目され、
それが流行として広がっていく。そんな循環があるように感じます。
本屋で見てきた育児書の変化
本屋に並ぶ育児書は、時代の空気をとても正直に映します。
「これをすれば成功する」「こう育てれば間違いない」。
そんな断定的なタイトルが増える時期もあれば、
「正解はひとつじゃない」「親も一緒に育つ」という優しい言葉が並ぶ時期もあります。
どちらが正しい、間違っているという話ではありません。
ただ、流行は常に移り変わり、絶対的な正解は存在しないということだけは、ずっと変わらないように思います。
小話:姑VS嫁の育児観
ここで少しだけ、よくある小話を。
「私たちの時代はこうだったのよ」と話す姑さん。
「今はそんなやり方しません」と反発する嫁さん。
どちらの気持ちも、分からなくはありません。
姑さんは経験から語り、嫁さんは今の情報を信じている。
一歩引いて見てみると、昔の育児も悪いことばかりではなく、
今の育児も決して万能ではありません。
時代が違えば、常識も違う。
だからこそ、押し付け合うのではなく、参考にし合えたらいいのになと思うのです。
私が思う、育児との向き合い方
育児の世界はとても広く、情報も溢れています。
だからこそ迷うことも多く、不安になるのも自然なことです。
けれど、「これ良さそう」「ちょっと試してみよう」くらいの気持ちで、
流行と付き合っていくのも悪くないのではないでしょうか。
大切なのは、流行に振り回されることではなく、
目の前の子どもと向き合いながら、親自身も一緒に成長していくこと。
育児に完璧な正解はありません。
だからこそ、自分たちのペースで、楽しみながら歩いていけたらいいなと思います。

コメント