卒園式と入学式。
子どもの成長を祝う、大切な節目。
なのに、この時期になると、なぜか胸の奥がざわざわする。
それはきっと、子どもより先に、親の気持ちが揺れているからなのかもしれません。
目次
- 卒園は「ありがとう」と「さようなら」が一緒に来る
- 入学は、期待よりも先に不安が立ち上がる
- 環境が変わることは、大人にとっても大きなストレス
- それでも、子どもは前を向いている
- 親の不安は、ダメな感情じゃない
卒園は「ありがとう」と「さようなら」が一緒に来る
毎日顔を合わせていた先生。
何でもないようで、実はたくさん支えてもらっていた日々。
子どもの小さな変化に気づいてくれたり、
不安なときに笑顔で相談に乗ってくれたり。
「この先生じゃなかったら、ここまで安心して預けられなかったかもしれない」
そう思える存在とのお別れは、
感謝と同時に、ぽっかり穴があくような寂しさを残します。
入学は、期待よりも先に不安が立ち上がる
小学校という新しい世界。
ランドセル、教室、クラス替え。
頭では「成長の証」だと分かっていても、
心の中には次々と不安が浮かびます。
担任の先生は、どんな先生だろう。
クラスの雰囲気は合うだろうか。
知らない保護者の中で、うまくやっていけるだろうか。
これは子どもの問題というより、
親自身が新しい環境に放り込まれる感覚に近いのかもしれません。
環境が変わることは、大人にとっても大きなストレス
環境の変化は、それだけで大きなエネルギーを使います。
人間関係、ルール、空気感。
慣れ親しんだものが一度リセットされる感覚。
それは大人にとっても、十分しんどいことです。
「ちゃんとやらなきゃ」
「失敗したらどうしよう」
そんな思いが積み重なって、不安が大きくなっていくのは、自然なことなのだと思います。
それでも、子どもは前を向いている
不思議なことに、子どもは案外けろっとしています。
「小学校たのしみ!」
「はやく行きたい!」
そう言いながら、新しい世界へ踏み出そうとする姿に、
親のほうが背中を押されることもあります。
心配することも、立ち止まることも、
きっと成長の途中なのは親も同じです。
親の不安は、ダメな感情じゃない
不安になるのは、それだけ真剣に向き合ってきた証拠。
子どもを守りたい。
ちゃんと見ていたい。
安心して新しい一歩を踏み出してほしい。
その気持ちがあるからこそ、揺れるのだと思います。
卒園式と入学式。
それは、子どもの節目であり、親自身の節目でもあるのかもしれません。
不安を抱えながらでも、大丈夫。
今日も、親は親なりに前に進んでいます。
泣きながら保育園へ行ったあの日。
(わが家はニコニコスマイルでしたが)
運動会でおしりをふりふりしながら踊っていた姿。
参観日には、今か今かとワクワクしながらお母さんを待っていてくれたこと。
思い出を振り返るたびに、胸の奥から込み上げてくるものはたくさんあります。
それでもきっと、こうして振り返られる時間そのものが、
元気に育ってくれているからこそ味わえる、幸せな時間なのかもしれません。



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