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テレビの前で動けなくなった夜
先日、『探偵!ナイトスクープ』を見ていて、画面の前で動けなくなりました。
ヤングケアラーの特集回。
12歳の少年が、カメラの前で言った言葉。
「次男になりたい」
その意味は、「甘えたい」ということ。
せいや探偵が、その少年をぎゅっと抱きしめながら言った言葉が、今も耳に残っています。
「大人になんかなるな」
涙が止まらなかった。
でもそれは、ただ感動したからじゃなくて。
胸が締め付けられるような、何とも言えない違和感だったんです。
知っておきたい「ヤングケアラー」という現実
ヤングケアラーっていうのは、本来大人が担うべき家事や家族の世話を、日常的に行っている18歳未満の子供のことです。
「お手伝い」とは違います。
遊ぶ時間、勉強する時間、眠る時間。
そういう、子供が当たり前に持っているはずの権利が、奪われている状態。
それが、今この国で起きている現実なんだと、改めて知りました。
「他人事」が「自分事」に変わった瞬間
画面の中の少年を見ていたら、ふと娘の顔が浮かんだんです。
そして、ハッとしました。
娘が20歳の時、私は58歳。
パパは62歳。
高齢出産という選択をした私たち。
それは、娘が若いうちに、親のサポートが必要になる未来が、他の人よりもずっと早く来るかもしれないということ。
他人事じゃなかった。
娘が20代を謳歌しているその時、
私たちは、自分のことを自分でできなくなっているかもしれない。
そう思ったら、胸が苦しくなりました。
娘に遺したいのは「自由」だけ
娘には、自分の人生を全力で楽しんでほしい。
好きなことを見つけて、好きな場所に行って、好きな人と笑っていてほしい。
「親の世話」を義務に感じて、彼女のキラキラした20代を奪いたくない。
高齢パパ・ママとして、今できることは何だろう。
- 健康でいること。
- 経済的に備えておくこと。
- そして、心の距離感を大切にすること。
娘に「親を支えなきゃ」と思わせない生き方を、私たち自身がしていかなきゃいけないんだと思います。
いつまでも「子供」でいさせてあげたい
せいや探偵の言葉が、また頭によみがえります。
「大人になんかなるな」
私たち親ができる最大の愛は、
子供を「子供」のままでいさせてあげることなんだと思います。
昨日の夜、娘の寝顔を見ながら、心の中で誓いました。
あなたには、ずっと自由でいてほしい。
私たちのことは、心配しなくていいから。
そのために、今から私ができることを、ひとつずつやっていこう。
娘が大人になったとき、胸を張って言えるように。
「あなたの人生は、あなたのものだよ」って。



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